Lam Pui Ying

所属大学
秋田大学
部局
大学院理工学研究科
職名
助教
関連領域
生命・環境

専門分野

植物分子生物学

研究キーワード

植物科学
分子生物学
二次代謝産物

所属学会

アメリカ植物生物学会
日本植物バイオテクノロジー学会
日本植物生理学会
リグニン学会
日本木材学会

研究テーマ

リグニンの利用特性の向上と植物二次代謝産物の生合成経路の解明

研究概要

植物バイオマスは、持続的にエネルギー、材料、化学物質を生成するための資源でとして注目されている。 一般に、植物バイオマスの材料は、セルロース、ヘミセルロース、リグニンからなる二次細胞壁で構成されている。それら3成分の中で、リグニンは多糖類指向のバイオリファイナリープロセスを妨げると同時に、芳香族化合物を生産する豊富な供給源であると考えられる。植物バイオマスの利用特性を向上させるため、遺伝子工学的手法を用いてリグニンの化学構造を改変するのは重要な課題になっている。したがって、リグニンの構造や形成機構を明らかにすることは重要である。また、植物はストレス耐性や環境適応特性に関与する様々な二次代謝産物を生成する。これら二次代謝産物を利用するためには、生合成経路の解明が必要である。そこで、植物二次代謝産物であるリグニン、フラボノイドおよびスチルベノイドの生合成経路の解明を行っている。こららの研究は、持続型社会を構築するための植物バイオマスの開発と利用性の向上に貢献することが期待される。