May 9, 2024

第38回 TI-FRIS Hub Meeting/第54回 FRIS Hub Meeting(ハイブリッド)

TI-FRIS Hub Meetingは、専門分野と機関の垣根を越えた学際融合研究の重要性を理解し、活用することができる研究者を育成するために、東北大学で月1回開催しています。
 言語は日本語と英語を混ぜて使用しています。異分野研究者同士では共通の常識や考え方は望めません。聴衆は発表中にどんどん質問し、討論し、理解を深めるようにしています。積極的にご参加ください。
 
第38回 TI-FRIS Hub Meeting(第54回 FRIS Hub Meetingとの合同開催)

日時:
2024年5月24日(金)16:00-17:00 

開催方式:
ハイブリッド開催(オンライン/Zoom ・学際科学フロンティア研究所セミナー室)
下記の参加条件を確認の上、事前登録が必要です。 参加申し込みフォームよりご登録ください。
登録締切 5月23日(木)15:00
※新型コロナウイルスの感染状況によっては、感染拡大防止の観点から、オンラインのみの開催等、変更が生じる場合もございます。
 
【参加者の条件】
参加者は趣旨と守秘義務を理解・了解している、以下の1,2の方が限定です。
1. Hub Meetingメンバー
発表のターゲットとする参加者、アーカイブ視聴対象
  • 東北大学学際科学フロンティア研究所教員
  • TI-FRISフェロー
2. オブザーバー
Hub Meetingに興味のある下記の参加者(質問・議論にも参加することができます)
  • 東北大学学際高等研究教育院研究教育院生
  • 東北大学教職員・学生
  • TI-FRIS参画大学教職員・学生
  • TI-FRIS関係者(委員会委員等)
  • 「世界で活躍できる研究者戦略育成事業」の育成対象者
  • 科学記者
  • 学際研所長/TI-FRISプログラムマネージャーが認めたもの
 
発表者:
関 まどか 准教授
(岩手大学農学部/生命・環境/TI-FRISフェロー)
関准教授についてはこちら
 
発表タイトル:
肝蛭のin vitro培養系確立への挑戦―幼虫はin vitroでどこまで成長するか?―/Challenge to establish an in vitro culture system for liver flukes ーIs it possible to mature juveniles in in vitro culture conditions?

要旨:
ヒトや動物に感染する寄生虫は、マラリアに代表される単細胞生物の原虫類と、多細胞生物である吸虫、条虫、線虫を含む蠕虫(ぜんちゅう)類に大別される。原虫類ではin vitro培養系の確立を契機に、薬剤やワクチンの開発研究が飛躍的に進展した。一方、蠕虫類の発育をin vitroで再現することは不可能とされ、研究開発上のボトルネックになっている。本研究では、プラナリア研究との学際融合により実現した「有性化因子の添加」という新規アプローチにより、吸虫の一種である肝蛭(かんてつ)を用いたin vitro 培養系の確立を目指す。
 
ポスターはこちら