November 14, 2024

「異分野異業種交流会」参加レポート(TI-FRISフェロー・藤田尚紀講師)

2024年9月27日、東京ミッドタウン日比谷Studio Xにて開催された若手研究者×文部科学省の異分野異業種交流会に参加しました。この交流会は、若手研究者と文部科学省の若手職員が学術に携わるものとしての仲間意識(Collegiality)を醸成することを目的として開催されています。交流会には、「世界で活躍できる研究者戦略育成事業」の5つの実施機関から選ばれたフェロー5名(自分を含む)と、異なる部署から参加した文科省職員5名の計10名が参加しました。
 
冒頭では全員で名刺交換を行い、続いてStudio Xの職員がコーディネーターとして会の進行を務めました。文科省職員はもちろんのこと、他の研究者も皆がほぼ初対面という参加者で構成されていたため、最初は自分の名前を覚えてもらうための簡単な自己紹介を兼ねたゲームから始まり、場は和んでいたと感じました。
 
交流会のプログラムは2部構成でした。1つ目は、参加者が2つのグループに分かれ、メンタルヘルスとストレス管理について各々の対処方法を挙げて、群分けしていくというものでした(図)。内容的には中学・高校生くらいでやるようなものでしたが、参加者の性格や人柄がなんとなく把握できたかなと思います。
 
 
2つ目はグループに分かれず全員で参加し、自分の研究における夢を皆の前で1分スピーチし、その夢を叶える方法がある人は挙手してアドバイスするという内容でした。他の研究者の研究内容や文科省職員の仕事内容を把握でき、また自分の研究内容を紹介し、アドバイスをもらうことで共同研究に発展する可能性を秘めているプログラムであり、大変有意義であったと感じています。
 
交流会は15時から17時までの2時間で終了し、19時からは近くの居酒屋で懇親会が開かれました。自分が本交流会に参加した動機の一つは、文科省職員はどういった人でどういう仕事をしているのかなど裏事情も含めて聞いてみたいと思っていたことだったので、有意義な会であったと思います。交流会では写真が撮影できなかったため、会の様子を言葉でしか伝えることができませんが、総じて満足度の高い会だったと感じています。今後も異分野異業種の方々との交流会があれば、ぜひ参加したいと考えています。
 
(報告者:TI-FRISフェロー・藤田尚紀(弘前大学))