石川 大太郎
- 所属大学
- 福島大学
- 部局
- 農学群食農学類
- 職名
- 准教授
- 関連領域
- 生命・環境

専門分野
非破壊計測学、分光分析化学
研究キーワード
分光分析化学
イメージング
構造物性相関
所属学会
日本農芸化学会
日本食品科学工学会
日本食品工学会
日本応用糖質科学会
研究テーマ
分光分析化学的手法を用いた食品・材料高分子の構造状態評価とその可視化
研究概要
食品、工業および医療分野など高分子素材は多種多様な実用の現場で利用されています。しかし、ミクロからマクロに至る階層的かつ複雑な構造を有する高分子材料の構造と物性、構造と機能性の関係や物理的変換操作が構造に与える影響については現在も研究の途上段階です。分光分析化学的手法は対象の非破壊的測定が可能ですが、赤外・近赤外領域を含む振動分光法は、対象の分子内・分子間相互作用の情報に加え、高分子の秩序構造評価に有用な手法です。
本研究では、食品・材料高分子を対象として、加工プロセスや分解プロセスにおける外的摂動が構造へ与える影響を赤外・近赤外領域を中心とした分光分析化学的手法によって評価する手法の検討を実施します。また食品・材料高分子とも、二次元的な構造情報の把握は、劣化度評価や、物性改変にとっても重要です。そこで、分光イメージング技術による対象の可視化を行い、相補的にX線分析、熱分析や成分分析の知見を活用することで、総括的な高分子特性の評価技術の提案を行っていきたいと考えています。さらに本研究では、高分子の構造評価を通して、分光データの解析技術と測定装置の改良や最適化にも取り組み、最終的な福島・東北地方の強い農業食産業復活の一助となるべく研究を実施していきたいと考えています。
国際メンターであるセルゲイ・カザリアン教授(インペリアルカレッジ・ロンドン)は振動分光学およびそのイメージング技術に関する第一人者で、これまでに、生分解性高分子の分解過程解明に関する研究を展開してきました。本研究ではこれまでの共同研究体制を拡張し、実験方法やデータの解釈、成果発信に対する助言と援助を受けていく予定です。
本研究では、食品・材料高分子を対象として、加工プロセスや分解プロセスにおける外的摂動が構造へ与える影響を赤外・近赤外領域を中心とした分光分析化学的手法によって評価する手法の検討を実施します。また食品・材料高分子とも、二次元的な構造情報の把握は、劣化度評価や、物性改変にとっても重要です。そこで、分光イメージング技術による対象の可視化を行い、相補的にX線分析、熱分析や成分分析の知見を活用することで、総括的な高分子特性の評価技術の提案を行っていきたいと考えています。さらに本研究では、高分子の構造評価を通して、分光データの解析技術と測定装置の改良や最適化にも取り組み、最終的な福島・東北地方の強い農業食産業復活の一助となるべく研究を実施していきたいと考えています。
国際メンターであるセルゲイ・カザリアン教授(インペリアルカレッジ・ロンドン)は振動分光学およびそのイメージング技術に関する第一人者で、これまでに、生分解性高分子の分解過程解明に関する研究を展開してきました。本研究ではこれまでの共同研究体制を拡張し、実験方法やデータの解釈、成果発信に対する助言と援助を受けていく予定です。
