October 28, 2022

令和4年度TI-FRIS学術インパクト講座・第27回学際研セミナー「高インパクトの研究成果創出に向けた研究倫理の基礎知識」開催のお知らせ

ハイブリッド開催
日本語・英語併用
 
TI-FRISでは、学際性、国際性、および 社会性を兼ね備えた世界トップクラス研究者を育成するためのプログラムを提供しています。学術インパクト講座は、世界のトップジャーナルへの論文掲載等、世界トップレベルの学術的インパクトを生み出すためのスキルの修得を目指す講座です。
 
今回の本講座では、高インパクトの研究成果を創出・発表する上で、研究者や管理者、支援者が備えておくべき研究倫理の基礎知識について、(1) 成果の適切な投稿先・発表先の選択 (2) 著作権の取り扱い の観点から2つの講演によりご紹介します。
 
TI-FRIS参画大学の皆様の参加をお待ちしております。
 
 
日時:
2022年12月13日(火)13:00-15:45
 
開催形式/会場:
オンライン(Zoom)およびオンサイト(学際科学フロンティア研究所セミナー室)のハイブリッド開催(ただしオンサイト参加は講師、TI-FRISフェロー、FRIS教員、および東北大学関係者に限定)。
 
 
■ 講演1(13:00-14:15)
 
講演者:
東北大学学際科学フロンティア研究所 才田 淳治 教授(研究公正アドバイザー)
 
講演タイトル:
「研究成果の公正な発表に向けて」
 
講演内容:
近年、研究者は成果の発表を社会から強く要請されるとともに、その質や量が自身のキャリア形成にも大きな影響を与えています。一方、研究者が発表する成果媒体(学術誌)もオンライン化によって多様化しており、一部には商業性が大きな比重を占めるものもでてきています。本セミナーでは、研究者が自身の成果をどのように発表することが望まれるのか、投稿学術誌や発表会議の観点から考えます。
 
講演者プロフィール:
科学技術振興事業団(現:科学技術振興機構(JST))ERATOグループリーダー、東北大学金属材料研究所助教授を経て、2003年より東北大学学際科学国際高等研究センター企画部助教授。2007年、同准教授。2013年、学際科学フロンティア研究所企画部教授 (先端学際基幹研究部・先端基礎科学領域兼務) 。専門は非平衡物質工学。
 
 
■ 講演2(14:30-15:45)
 
講演者:
東北大学研究推進・支援機構URAセンター 稲穂 健市 特任教授(弁理士)
 
講演タイトル:
「研究活動及びその関連活動において考慮すべき著作権」
 
講演内容:
コロナ禍でますます進行するデジタル化の中で、研究活動そのものはもちろん、教育活動や研究支援活動といったその関連活動においても著作権に留意しなければいけない局面が増えてきています。本講演では、研究活動の中でも重要な論文執筆、教育活動としての各種授業、研究支援活動としての広報・アウトリーチといった3つのケースのそれぞれにおいて留意すべき著作権の制度や実務について解説します。
 
講演者プロフィール:
東北大学研究推進・支援機構URAセンター特任教授(首席URA)。弁理士、米国公認会計士(デラウェア州Certificate)、科学技術ジャーナリスト。大手電気機器メーカーの知的財産部門、米国研究開発拠点、新規事業プロジェクトなどを経て東北大学に着任。2022年4月、知的財産権訴訟における裁判所専門委員に就任(東京高等裁判所、東京地方裁判所、大阪地方裁判所所属)。著作としては『楽しく学べる「知財」入門』(講談社現代新書)などがある。
 
 
言語:
日本語・英語併用
 
主催:
学際融合グローバル研究者育成東北イニシアティブ(TI-FRIS)
東北大学 学際科学フロンティア研究所
 
参加対象者:
TI-FRIS参画大学(弘前大学、岩手大学、東北大学、秋田大学、山形大学、福島大学、宮城教育大学)に所属する教職員、学生 
 
参加申込:
参加申込フォームよりご登録ください。
 
参加申込締切:
(オンサイト参加)2022年12月2日(金)正午
(オンライン参加)2022年12月12日(月)正午
 
問い合わせ先:
TI-FRIS事務局
ti-fris*fris.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)