April 26, 2022

令和4年度TI-FRIS社会インパクト講座・第26回学際研セミナー「プランクトンの研究は社会の未来可能性にどうつながるのか? 〜研究と社会をつなぐ一生態学者の経験談〜」開催のお知らせ

ハイブリッド開催

 
TI-FRISでは、学際性、国際性、および 社会性を兼ね備えた世界トップクラス研究者を育成するためのプログラムを提供しています。若手研究者の社会性(社会と連携して研究成果を社会実装できる力)の強化をサポートする取り組みの一つとして、自身の研究が社会に及ぼしうる影響について多角的に構想し、他の関係者に伝え、実装を目指し多様な関係者を巻き込むスキルの修得を目指す「社会インパクト講座」を開催しています。
 
令和4年度の社会インパクト講座には、進化と個体群動態の相互作用という研究分野を切り拓いたのみならず、保全生態学や、生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)の研究と社会実装にも取り組んでおられる吉田丈人准教授(総合地球環境学研究所/東京大学大学院総合文化研究科)をお招きし、Eco-DRRの社会実装に取り組むことになったきっかけや、社会実装の過程におけるさまざまなステークホルダーとの協働のご経験についてご講演いただきます。
 
TI-FRIS参画大学の皆様の参加をお待ちしております。
 
 
開催日時:
2022年5月26日(木)14:30-16:00

会場:
オンライン(Zoom)、および学際科学フロンティア研究所セミナー室(オンサイトの参加者は講師とTI-FRIS フェロー、FRIS教員および東北大学関係者のみ)のハイブリッド開催(ただし、状況によりオンライン会議のみとなることがある)

講演者:
吉田丈人 准教授(総合地球環境学研究所/東京大学大学院総合文化研究科)

講演タイトル:
プランクトンの研究は社会の未来可能性にどうつながるのか?
〜研究と社会をつなぐ一生態学者の経験談〜
 
講演内容:
「社会インパクトにつながった具体例を知りたい」との講演依頼をお受けし、あくまでも一つの事例として、個人的な経験をご紹介します。私の研究歴は、プランクトンの個体数変化や群集動態といった基礎生態学のテーマから始まりました。現在もその研究は続けていますが、十数年前からは、生態系や生物多様性の保全と活用に関する応用的な研究と、社会の多様な関係者と連携した実践にも取り組んでいます。現在に至る過程と今後の方向性についてお話ししつつ、多様なあり方が想定される社会インパクトについて、皆さんと議論したいと思います。
 
講演者プロフィール:
福井県出身。京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。博士(理学)。専門は、生態学・陸水学。生物や生態系に見られる多様性や複雑性を解き明かす研究と、人と自然のかかわりの理解とその持続可能性についての研究・実践に取り組む。編著書に、「実践版!グリーンインフラ」(共編著・日経BP)、「地域の歴史から学ぶ災害対応」(共著・総合地球環境学研究所)、「プランクトンのえほん」(監修・ほるぷ出版)など。
 
言語:日本語
 
主催:
学際融合グローバル研究者育成東北イニシアティブ(TI-FRIS)
東北大学 学際科学フロンティア研究所
 
参加対象者:
TI-FRIS参画大学(弘前大学、岩手大学、東北大学、秋田大学、山形大学、福島大学、宮城教育大学)の教職員、学生 
 
参加申込方法:
申込フォームよりご登録ください。
 
参加申込締切:
(オンサイト参加)2022年5月16日(月)正午
(オンライン参加)2022年5月25日(水)正午
 
 
 

問い合わせ先:
TI-FRIS事務局コーディネーター
鈴木一行、藤原英明
ura*fris.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)