February 14, 2022

第13回 TI-FRIS Hub Meeting/第29回 FRIS Hub Meeting(オンライン)

オンライン開催
 
 TI-FRIS Hub Meetingは、専門分野と機関の垣根を越えた学際融合研究の重要性を理解し、活用することができる研究者を育成するために、東北大学で月1回開催しています。
 言語は日本語と英語を混ぜて使用しています。異分野研究者同士では共通の常識や考え方は望めません。聴衆は発表中にどんどん質問し、討論し、理解を深めるようにしています。積極的にご参加ください。
 
第13回 TI-FRIS Hub Meeting(第29回 FRIS Hub Meetingとの合同開催)

日時:
2022年2月24日(木)11:00-12:00 

開催方式:
オンライン(Zoom)
事前登録が必要になります。参加申し込みフォームよりご登録ください。
 
発表者:
村田 健太郎 助教(岩手大学 理工学部/情報・システム/TI-FRISフェロー)
 
発表タイトル:
無線電力伝送のジレンマ:なぜマイクロ波で「情報」を送れて「電力」を送れないのか?
 
要旨:
無線研究者・技術者のゴールは、全てのモノ・サービスをワイヤレスに繋ぐことである。しかし、この数十年で無線通信技術が爆発的に普及した一方で、電源に関しては依然電池交換や充電といった人的管理が必要であり、完全なワイヤレス化は未だ達成できていない。この背景には、「マイクロ波で電力を送る」ということ自体の技術的課題だけではなく、生体や他の無線設備への影響にまつわる制度・市場的障壁の存在がある。今回のHub Meetingでは、無線電力伝送技術の実用化における障壁と本技術実現の鍵となる最新研究を紹介するとともに、異分野技術との相互応用の可能性や、その他「マイクロ波でできること」について情報共有・議論したい。